仕事をする上でどうしても人によって能力の差が出てきてしまい、仕事の出来る・早い人が出来ていない人をフォローしなくてはならない場面がありますよね。
あなたがフォローする側だとして、フォローをするのが嫌になってはいませんか?
自分の仕事もあるのに、なんで人の仕事まで・・。
この仕事を手伝ったからって給料に影響するわけじゃないのに・・。
なんて、思っちゃったりしてませんか?
僕は正直思っていました。
思ってたんだ
無償の心の持ち主なら人のフォローなど、なんの損得なども考えずに出来るんでしょうが、それってなかなか難しいですよね・・。
そんな損得などを考えずにフォローするほうが良いんだろうけど、損得勘定が浮かんでしまう人がいるというのも、まぁ当たり前なんじゃないかと思います。
この記事では、人のフォローをするのに損得勘定が浮かんでしまう人のために、フォローすることのメリット・デメリット、どこまでフォローするべきなのかなど、
職場のフォローについて、書いていきます。
職場で人のフォローをすることのメリット
〇信頼される・信頼されている
〇自分が困った時、助けてもらえる
〇評価される
信頼される・信頼されている
自分の同僚が何か仕事で、失敗したり・遅れていたり・急いでいたりするときに、フォローをすることによって起こる相手に芽生えるものは、基本的には感謝の気持ちです。
「助かった・・」「ありがとう・・」と心から相手に思ってもらえると、
あなたは「信頼できる人だな」ということに繋がっていきます。
また、
上司に同僚の仕事が遅れているからフォローしてやってもらえないかと言われたなら、それだけあなたが上司から「信頼されている」ということにも繋がります。
フォローできるくらい自分の仕事と併せて、人の仕事も手伝える優秀な人だと思われているかもしれません。
自分が困った時、助けてもらえる
人をフォローして「助かった~・・ありがとう」と思ってもらったとすると、フォローされた側は基本的にお返しがしたくなるものなんですね。
たしかに、そうかも・・!
これを返報性の法則というんですが、何かをしてもらった相手には何かを返したくなるものなんです。
なので、
後日仮にあなたが何か仕事で、締め切りが近くとても急いでいるときに困っていたとしたら
以前フォローされた側の人が、今度は「こっちがフォローする番だ」と助けてくれるようになります。
これが職場でお互いの信頼を生み、良い関係性を築くことも可能になりえます。
評価される
フォローをしているあなたを見ている人は見てくれています。
自分の仕事をやりつつ、人の仕事にもフォローして手を回しているという手腕を上司が見てくれているかもしれません。
できる上司ならそこに気づいてくれます。気づいてくれたなら、あなたが職場において大切な人物であると、評価してくれるでしょう。
評価されたなら、給与アップや出世についてなども考えてくれるかもしれません。
職場で人をフォローするデメリット
〇自分の仕事以外に余計なことまでしなくてはならない
〇フォローが当たり前になる可能性がある
〇フォローしすぎて、人が育たない
自分の仕事以外に余計なことまでしなくてはならない
本来、あなたに任されている仕事は確実にこなしており、次の仕事への予定を立てたり、早く帰ってプライベートを充実させたりとする時間を
もしかしたら、フォローすることによって削られる可能性があります。
それって、あなたからすると「余計なこと」かもしれませんよね。
本当だったらしなくても良いはずの仕事を、手伝う必要が出てきたり、仕事もフォローすることによって残業になるかもしれません。
仕事だからとは思いつつも、それが何度もだとあなたの中に不満が出てくるのは当たり前のことです。
フォローが当たり前になる可能性がある
人によっては一度フォローしてもらった経験を利用して、「ごめん、また助けてもらえないかな?」と言ってくることもあります。
それを断り切れずに何度かフォローしていくと、いつの間にか人の仕事であったものなのに、その一部があなたのものとして当たり前のようになってしまう可能性があります。
あなたの人の良さを利用されて、頼まれること・フォローすることが当たり前になってしまわないように注意したいところです。
フォローしすぎて、人が育たない
人って教えられてある程度、理解はしたとしても結局は
自分で実践してみて、経験を積まないと自分のものにはなりません。
自分で考えて行動し、時には失敗もし、改善するためにはどうすればいいのか考え、それをまた実践してみる。
いわゆる「PCDA」をしないと成長しにくいんですよね。
で、
毎度フォローしているとフォローされた側の人の成長はあまりありません。
本来はその人がやるべきところを、あなたがフォローしてしまっているからです。
フォローもしすぎは良くなくて、ある程度手を放して自分で考えさせることも時には必要だと僕は思います。
人が育たないと、ずーっとあなたはフォローをし続けなくてはならないかもしれませんよ。
誰をフォローするべきなのか?
職場でのフォローをするにあたってどこまでフォローするべきなのかというときに、僕はそうですが損得勘定を持っているとなるべく損はしたくないと思うものです。
僕は自分に利や得があるフォローをなるべく選んで行うようにしていますし、そのほうがストレスがないかなと感じています。
言うとすごく腹黒い感じがしていまいますが、利や得というのは、この人なら今フォローをしておいたら自分が何かあったときにフォローしてもらえるかなという人にはフォローします。
逆にフォローしても何も返ってこない、そもそもその人のフォローを僕が必要としていないという場合は出来る限りフォローはしないように努めています。
まぁ・・・状況によってはフォローしなきゃいけない時もありますが、ね。
(新人さんは当たり前ですが、もちろんフォローしますよ!)
なので、
誰をフォローするかと言ったら、自分にとって利や得がある人をフォローしたほうが良いと言えますね。
どこまでフォローするべきなのか?
先ほど書いたようにフォローのしすぎも成長や気づきを妨げたりすることもあるので、相手にとって良い事ばかりではないんですね。
なので、
切羽詰まってどうしようもないとならない限りフォローはしなくていい
というのが基本的には僕の考えです。
それがお客様や取引先などに迷惑がかかるなら話は別なんですが、ある程度余裕があるうちは、その人に考えてもらい・行動をしてもらう。これが大切なんですね。
あとは、
あなたがフォローすることによってストレスを感じる・嫌だなと思っちゃうのなら、それも出来る限りフォローしなくて良いです。
あなたはあなたのすべきことをやっていて、別のことをやるのに無理がかかりストレスも感じるくらいなら、あなた自身を大切にするためにも勇気を持って断ったほうが良いですよ。
なんでもフォローしたり・引き受けていると、自分の都合の良いように扱おうとする人ってどんな会社にもいるので気を付けてほしいですね。
職場で人のフォローはどこまでするべき?メリット・デメリットは?「まとめ」
〇信頼される・信頼されている
〇自分が困った時、助けてもらえる
〇評価される
〇自分の仕事以外に余計なことまでしなくてはならない
〇フォローが当たり前になる可能性がある
〇フォローしすぎて、人が育たない
〇自分に利や得がありそうな人をフォローする。それ以外は基本フォローしなくて良い。
〇切羽詰まってどうしようもないとならない限りフォローはしなくていい
〇あなたがストレスを感じる・嫌だなと思うならフォローはしなくていい
ということで、まとめさせてもらいました。
冒頭でも言ったように、僕はどうしても損得勘定が芽生えてしまうので、そういう同じような方に何か共感を得られればと思い書いてみました。
フォローをすることのメリットはもちろんわかっているんですけど、
「なんでこの人の仕事をここまで手伝わなくちゃならないの?」とか思ってしまうんですよね。。
性格悪いのかもしれませんが、思ってしまうものは仕方ないですよね!
開き直り・・・。
基本的にはフォローしますよ。仕事ですからね。
ただ、フォローしてもフォローしても、またフォローをしなきゃいけない人がいるのも事実で
尻ぬぐいなことも何度もやっていると「またか・・・」という気持ちも芽生えてくるものです。
なので、僕はなるべくそういう人とは関わらないようにし、自分の仕事と自分のフォローしたい人を優先させるようにしています。
それでだいぶストレスは軽減されたので、あなたも出来れば断ったり、なるべく関わらないようにしていってもらえればと思います。
この記事が何かの役に立てれば幸いです。